SBIネオモバイル証券の特徴
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
使いやすさ | A+ |
安全性 | A+ |
取引手数料 | 月額220円(税込)〜 |
投資先 | 現物取引・国内ETF・REIT・WealthNavi for ネオモバ(海外ETF) |
最低投資額 | 数百円〜 |
SBIネオモバイル証券は、SBI証券と「Tポイント」でおなじみのCCCマーケティングの共同出資によって設立された証券会社です。
それぞれの強みを活かし、日本で初となるTポイントによる投資サービスを実現。
現金を使用しなくてもよいので、誰でも気軽にためすことができるのが最大の特徴となっています。
実際に、サービス開始から半年も経たないうちに口座登録数は10万件を突破、特に20〜30代の若い世代の利用者が過半数と目立っています。
また、取引単位も1株あたり数百円と少額からはじめられ、使い方次第ではサービス利用料もふくめて、ほぼTポイントだけで運用することもできます。
Tポイントを普段から利用している人や、逆に使い途がなくて貯まっているという人は、ぜひ有効活用してみてはいかがでしょうか。
SBIネオモバイル証券のメリット
それでは、まずSBIネオモバイル証券で投資を行うメリットから見ていきましょう。
ポイントは、以下の4つです。
- Tポイントを利用して投資できる
- コストは毎月のサービス利用料のみ
- 1株数百円の取引単位ではじめられる
- スマホから簡単な操作で取引できる
ひとつずつ、くわしく解説していきます。
Tポイントで投資できる
SBIネオモバイル証券では、Tポイントで金融商品を購入することができます。
通常のTポイント使用時と同じように、1ポイント=1円単位からの投資も可能です。
ポイントで購入するといっても、実際には投資家のポイントをSBIネオモバイル証券が買い取って投資するという形を取るので、基本的には現金で運用する場合とまったく変わりません。
銘柄も、SBIネオモバイル証券で取りあつかっている、国内株式、国内ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、のいずれにも利用することができます。
また、新規上場銘柄は、初値が決まるか売買に関する規制がある場合はそれが解除されるまでは、購入することはできません。
利用手続きも簡単で、口座を開設したら、SBIネオモバイル証券の公式サイトからID連携をするだけですぐに使えます。
いきなり現金で投資するのは抵抗があるという人も、手持ちのTポイントがあれば気軽に投資をはじめることができるでしょう。
実質的には、ポイントを現金化するサービスといってもよいので、普段からうまくTポイントを使いきれていない人にもぜひ活用をおすすめします。
手数料が安い
株式取引では、取引ごとに売買手数料がかかったり、1日定額制の取引手数料がもうけられているのが一般的です。
しかし、SBIネオモバイル証券なら1ヶ月単位で定額のサービス利用料が設定されているので、取引のたびにいちいちコスト計算などを気にする必要がありません。
利用料は、月間の国内株式約定代金の合計に応じて変わっていきます。
月間の国内株式約定代金合計額 | サービス利用料(税込) |
0円~50万円 | 220円 |
〜300万円 | 1,100円 |
〜500万円 | 3,300円 |
〜1,000万円 | 5,500円 |
1,000万円超〜 | 100万円ごとに+1,100円(上限なし) |
特に注目したいのは、0〜50万円の取引ならいくら取引をしてもコストがわずか220円となる点です。
初心者のうちはそこまで取引量が増えることはないので、ほとんどの人はこの範囲内におさまるでしょう。
サービス利用料は、約定代金が0円のときにも発生するので気をつけてください。
サービスは一時停止もできるので、1ヶ月以上取引することがないと分かっているときには、忘れずに手続きしておきましょう。
さらに、SBIネオモバイル証券ではサービス利用料の支払いが確定するたびに、以下のTポイントが付与されます。
- Tポイント:サービス利用料(税別)の1%
- 期間固定Tポイント(SBIネオモバイル証券のみで利用可能):200pt
つまり、毎月202円はかならずポイント還元されることになるわけで、実質的にサービス利用料はほぼ無料といってよいレベルになるわけです。
1株から取引できる
SBIネオモバイル証券では、株式を1株単位で購入することができます。
通常、株式には単元株という取引単位が銘柄ごとに決まっています。
現在では上場企業はすべて単元株が100株となっているので、たとえば1株500円だとしても、実際には500円×100株=5万円単位でしか売買することができないわけです。
そのため、どうしても運用資金が多額になってしまうのが投資家にとってはネックでした。
しかし、SBIネオモバイル証券では単元未満株をあつかっているので、たとえばみずほフィナンシャルグループや三菱UFJフィナンシャル・グループ、NTTドコモ、ソフトバンクといった時価総額上位となる銘柄でも、数百円から数千円という単位で気軽に運用することができるわけです。
単元未満株は自由なタイミングで購入することはできず、受付時間によって価格が次のように決められています。
取引時間 | 取引単価 |
0:00~10:30 | 当日後場始値 |
10:30~21:30 | 翌営業日前場始値 |
21:30~24:00 | 翌営業日後場始値 |
また、単元未満株には議決権こそありませんが、配当金や株主優待は同じように受け取ることができるので、株式投資のメリットも十分に得ることができます。
株主優待については、企業によって受けられない場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
なお、取引単位まで単元未満株を買い足していけば、単元株としてあつかうこともできます。
単元未満株は、少額の資産から運用できるというだけではなく、できるだけ細かく多くの銘柄を購入することで、リスク分散しやすくなるのもメリットのひとつです。
注文が簡単
株式というと、取引が複雑そうなイメージで敬遠しがちな人も多いのではないでしょうか。
しかし、SBIネオモバイル証券なら以下のわずかなステップで簡単に注文することができます。
- 会社名や銘柄コード、株主優待などの条件から銘柄を検索
- 自分の購入したい銘柄を選択
- 数量あるいは金額を指定して注文を確定
現在値や前日比、株主優待の有無、企業情報などもひと目で分かるように表示され、スマホアプリなら株価推移やチャートなどもチェックできるので、外出先からでも自宅と同じように注文することができます。
自分で銘柄を探すのがむずかしいという人は、ピックアップ銘柄で初心者向けの商品が紹介されているので、そちらから選ぶとよいでしょう。
また、アプリには定期買付の機能もあり、注文日(月5日まで)と金額(100円〜)を決めて自動で積立投資を行うこともできます。
もちろん、Tポイントも使えるので、定期的に貯まる人は積極的に利用してみましょう。
また、SBIネオモバイル証券では、ウェルスナビとの提携で「WealthNavi for ネオモバ」を利用することもできます。
このサービスでは、プロの投資家が行うような国際分散投資をすべてロボアドバイザーに自動でまかせ、とても確実性の高い資産運用を行うことができます。
本家では10万円の最低投資額が1万円から、さらに自動積立も半額の5,000円からと、より少額で運用できるのもメリットのひとつです。
ただし、「WealthNavi for ネオモバ」ではTポイントによる投資は行えないので気をつけてください。
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SBIネオモバイル証券のデメリット
それでは、次にSBIモバイルを利用するうえでのデメリットを見ていきましょう。
そのポイントは、以下の2つです。
税制面でのメリットが得られない
クレジットカードがないと利用できない
投資にはリスクがつきものなので、こちらもよく確認しておきましょう。
税制優遇制度が利用できない
株式投資には、NISAやiDeCoという税制優遇制度がもうけられています。
- NISA(少額投資非課税制度):専用口座で取引することで、最長5年間まで年間120万円以下の利益が非課税となる。
- iDeCo(個人型確定拠出年金):60歳まで積立投資を行うことで、利益が非課税となり、積立金額もすべて所得控除あつかいとなる。
しかし、SBIネオモバイル証券ではこれらの口座や商品をあつかっていません。
したがって、税制優遇措置を受けたい場合は、ほかの証券会社を選ぶしかありません。
なお、SBIネオモバイル証券の利益については、以下のケースでは確定申告する必要がありません。
- 給与所得(年収2,000万円以下)がある人…株式投資などの利益が合計20万円以下
- それ以外の人…所得の合計が基礎控除額の38万円以下
これを上回るほど多額の投資を行っていない人は、あまり気にする必要はないでしょう。
支払いはクレジットカードのみ
SBIネオモバイル証券の支払い方法は、クレジットカードのみとなっています。
- VISA
- JCB
- MasterCard
- アメックス(American Express)
- ダイナースクラブ
そのため、クレジットカードの審査に通りにくい、自営業や自由業、主婦、学生の方などは、SBIネオモバイル証券のサービス自体を利用することがむずかしくなっています。
最近では、パートやアルバイトでも利用できるクレジットカードが増えてきたので、定期的な収入がある場合は、まずそちらで発行してみてください。
なお、デビットカードやプリペイドカードは利用することができないので気をつけてください。
SBIネオモバイル証券をおすすめできる人
これまで見てきたメリットやデメリットをふまえると、SBIネオモバイル証券はどのような人におすすめできるのでしょうか。
そのポイントは、以下のとおりです。
- Tポイントが余っている人
- 投資をはじめて経験する人
- 投資をしたくても資金に余裕がない人
Tポイントの利用者は年間6,000万人を超え、じつに日本の人口の半数以上が使っている計算となります。
普段から特に意識していなくても、いつのまにかポイントが貯まっている、という人も多いのではないでしょうか。
そのようなTポイントの有効活用先として、SBIネオモバイル証券はとてもおすすめです。
投資した銘柄は売却すれば口座に反映され、出金も無料で行うことができるので、実質的にポイントを現金化しているようなものです。
また、SBIネオモバイル証券では、1株数百円程度からの少額投資も行えるので、ある程度のポイントがあれば、現金をまったく使わずに運用することもできます。
サービス利用料も一般的な取引量なら月額220円、さらに毎月200ptの還元もあるので、ほぼ無料でサービスを利用できると考えられます。
このようにほとんどリスクがないにもかかわらず、配当金や株主優待などの株式投資の醍醐味はしっかり味わえるので、これまで投資をしたことのない人にはぜひ体験してもらいたいところです。
たとえ少額でも、実際に運用をしてみることで得られる投資の知識やテクニックなどは、きっと今後にも活かすことができるはずです。
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SBIネオモバイル証券をおすすめできない人
それでは、逆にSBIネオモバイル証券をおすすめできないのは、どのようなタイプの人でしょうか。
ポイントは、以下のとおりです。
- 税制優遇措置を受けたい人
- 幅広い戦略で取引したい人
SBIネオモバイル証券では、NISAやiDeCoなどの税制優遇措置を受けることができません。
本格的な資産運用を考えている場合は、これらの制度で大幅にコストカットをすることができるので、その点はデメリットといえるでしょう。
また、SBIネオモバイル証券では、米国株や信用取引などの銘柄をあつかっていません。
これらの銘柄はより大きな利益をねらうことができるので、幅広い戦略を考えている人にはやはりデメリットといえるでしょう。
特に、ある程度取引に慣れてくると自分なりのトレードスタイルが固まってくるものなので、はじめのうちはSBIネオモバイル証券に満足していても、少しずつ物足りなさを感じるようになるケースも多いはずです。
そのような場合は、これらのデメリットをすべて解消しつつ、なおかつTポイントで投資できるなどシステムに共通点の多い、同グループのSBI証券を利用するとよいかもしれません。
SBIネオモバイル証券の口コミ・評判
ここで、SBIネオモバイル証券を利用している人たちはどのような実感を持っているのか、見ていきましょう。
実際に自分で選ぶさいの、よい参考になると思います。
Tポイントで取引ができることに興味を持ち口座を開設ました。1株でも購入可能です。今のところ、Tポイントだけで取引しています。配当利回りの高い会社を選んで毎月1株ずつ購入しています。配当が楽しみです。
株未経験の人にはTポイントで購入できるので取りかかりにはハードルが低いのではないでしょうか。(価格.comより)
こちらの方は、Tポイントを活用した取引を行っているようです。
1株単位なのでポイントだけでも運用することができ、それでいて有名企業の配当金がもらえるのもうれしいですよね。
まさに、株式投資の初心者にとってはおすすめの証券会社といえそうです。
個人的にあまり使い道のなかったTポイントの消費に最適です。手数料も月額50万円までなら実質無料といってもいいので小口投資に利用し始めました。単元未満株を取引する際にはかなり重宝すると思います。他方、アプリがなかったり、PC上で使いにくかったりとまだまだ営業開始から日が浅いからなのか不満な点もあります。最低限アプリは用意してほしいです。それでも今までなかった形のサービス展開だと思うので今後にとても期待してます。将来的に外国株も取り扱ってくれるとありがたいです。
(価格.comより)
こちらの方のように、SBIネオモバイル証券はサービス利用料を安くおさえられるのも人気の理由のひとつです。
よほど大口の取引でも行わないかぎり、ほとんどの人は実質無料で利用できるでしょう。
なお、アプリについてはその後リリースされ、より使いやすくなっているので、まだまだ今後もサービス向上への期待ができそうです。
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SBIネオモバイル証券の運営会社
SBIネオモバイル証券は、SBI証券とCCCマーケティングによって2018年10月に設立された合弁会社です。
SBI証券はインターネット証券最大手として、CCCマーケティングはポイントサービス提供会社として、それぞれ口座開設数や提携店数などで業界トップの実績をほこっています。
その両者がタッグを組んだことで、SBIネット証券というユニークかつ信頼性の高い投資サービスが生まれました。
2019年4月のサービス開始から8月までで、すでに口座登録数は10万件を突破、Tポイントの利用も全体の取引額の約40%にのぼるなど、とても活発に取引が行われています。
SBIネオモバイル証券の評判・まとめ
ここまで、SBIネオモバイル証券についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
株式投資というと、どうしても多額の資金や高度な専門知識が必要になるなど、初心者には手を出しにくいというイメージが強かったのではないでしょうか。
しかし、SBIネオモバイル証券ではTポイントによる投資という形で、それをとても身近なものに感じさせてくれています。
ほかにも、数百円程度からの少額投資や実質無料のサービス使用料、スマホアプリからの簡単な注文方法など、誰でも幅広く利用できるサービスがととのえられています。
これをきっかけに投資をはじめる人も増えているので、みなさんもぜひ、あまったTポイントなどを活用して気軽に体験してみてください。
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