このページでは、「PayPay証券」の手数料について取り上げます。
PayPay証券は、「米国株や日本株が1000円より投資が可能」「誰でもIPO(新規上場株式)を申し込める」強みをもった資産運用サービスです。
今回は、PayPay証券の手数料について、他のサービスと比べて手数料が高いのか、手数料を抑えるコツを紹介します。
- 米国の各証券取引所での取引は、既に取引価格内に取引手数料相当額が含まれる
- 「つみたてロボ貯蓄」での取引は、既に取引価格内に取引手数料相当額に含まれる
- 証券CFDの取引価格には既に取引手数料相当額が含まれる
- 「口座管理料」は無料
- 入出金の際にかかる振込手数料は利用者負担
- 残高証明書の発行手数料は電子交付なら無料。郵送の場合は送料がかかる。
PayPay証券では端末を置いたまま投資をすることができる、その手軽さが一番の魅力です。
簡単に時間をかけずに資産を運用してみたいという方に特におすすめです。
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▼PayPay証券についてより詳しく知りたい方は以下の評判記事をご参照ください。
【PayPay証券の口コミ・評判】メリット・デメリットを紹介[OneTapBUY(ワンタップバイ)]目次
PayPay証券の手数料一覧
最初に、PayPay証券の手数料を一覧にしてまとめてみました。
手数料の項目 | 料金もしくは比率 |
国内上場有価証券の取引 | スプレッド 0.5~1.0%
(「基準価格」に加減算) |
国外上場有価証券の取引 | スプレッド 0.5~0.7%
(「基準価格」に加減算) |
つみたてロボ貯蓄の取引 | スプレッド0.5%
(「基準価格」に加減算) |
証券CFDの取引 | 取引対象により異なる |
口座管理料 | 無料 |
出金時の振込手数料 | 別のテーブルに記述 |
入金時の振込手数料 | 利用する銀行によって異なる
(問い合わせが必要) |
おいたまま買付の送金手数料 | 別のテーブルに記述 |
残高証明書等の発行手数料 | 無料(郵送の場合、別途料金) |
PayPay証券の手数料相当額
まずは少しわかりにくい手数料相当額について詳しく説明していきます。
手数料相当額とは
PayPay証券での利用者側の負担は「手数料相当額」と呼ばれる料金と、入出金時にかかる振込手数料のみです。
「手数料相当額」は、取引時の約定ごとに生じます。
利用者の取引時に適用される「提示価格」に、「手数料相当額」が含まれる仕組みです。
- 米国各証券取引所(NASDAQ等3つの市場)や、東京証券取引所において、PayPay証券が指定する情報網を通じて配信されている市場価格を参照。
- 市場価格を適正な方法で計算し「基準価格」を算出
- 「基準価格」に対して、「スプレッド」を買付の場合には加算し、売却の場合には減算する。
- 算出された金額は「取引価格」と扱われる。
- 取引価格には既に取引手数料相当額が含まれているので別途手数料は不要
既に、基準価格において「スプレッド」と呼ばれる計算がなされており手数料分として加算あるいは減算されています。
皆さんは「スプレッド」という単語が気になった筈です。
FX投資ではよく耳にする単語で、以下の通り説明します。
「スプレッド」=「通貨を売る時の値段と通貨を買う時の値段の差」を指す
外国為替取引は売る時と買う時で値段が異なり、「10銭~15銭」の部分は、売る時と買う時の差、取引にかかるコストを指しています。
TVのニュースで「東京外国為替市場の円相場は1ドル110円10銭~1銭の間で取引されている」等の話を耳にした経験があるでしょう。
この場合、「110円15銭」が1ドルを買う時の値段で、「110円10銭」が1ドルを売る時の値段となるのです。
【例】2,000円の証券を売買した場合
PayPay証券の「スプレッド」も同様で、取引価格に一定の比率を算出します。
2,000円の国内証券を売買した場合で考えてみましょう。
購入の場合、証券にPayPay証券の基準である0.5%分のスプレッドが加算され、2,010円で買わなくてはなりません。
反対に売却する場合は、証券に0.5%のスプレッドが減算されるので、1,990円で売却します。
このように、売買の際に差が出る仕組みをスプレッドといいます。
PayPay証券の場合は手数料表記ではなく、既に「取引価格の中に含まれる」と表記して実際は既に「手数料」を支払っているのです。
既に、「スプレッド」として手数料分を加算もしくは減算されている
但し、スプレッドは国内外同様に証券取引所の営業時間帯に応じて比率が異なるため、注意が必要です。
スプレッドの比率の違い
国内上場有価証券の場合
東京証券取引所の立会時間 | スプレッドの比率 |
9時~11時30分、13時~15時 | 0.5% |
上記以外 | 1% |
国外上場有価証券の場合
日本時間 | スプレッドの比率 |
23時30分~6時 | 0.5% |
上記以外 | 0.7% |
普通の証券会社よりは少し高い手数料ですが、投資の手間がかからないことを考えると安く投資できると言えるでしょう。
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PayPay証券の入金手数料
PayPay証券の入金時の振込手数料について紹介します。
入金手数料
入金時の振込手数料ですが、料金については各金融機関によって異なります。
- 銀行の振込手数料のみで、入金時の振込手数料は、利用する銀行に確認する
入金の方法
続いて、入金方法について紹介します。
- 証券口座の開設通知が届いたら、入金先の銀行口座を確認
- 自身がもっている銀行口座より、入金先銀行口座に入金。
- 約1~2時間後に入金した金額が「買付可能額」として反映される
証券口座の開設通知が届いたら、入金先となる銀行口座を確認します。
確認が済み次第自身の持っている銀行口座より、入金しましょう。
以下の方法で
- 銀行窓口より入金
- ATMより入金
- インターネットバンキングより入金
約1~2時間程度で入金金額が買付可能額となり、いつでも取引に使用できます。
入金がされているかどうか、アプリケーション上のポートフォリオ上で確認しましょう。
入金時の注意
入金の際、以下の点に気を付けて入金をしましょう。
- 振込時の手数料は利用者負担
- 営業日の14時以降の入金は翌日10時半頃の「買付可能額」反映となる
このように簡単に口座を開設し、投資を始めることができるのもPayPay証券の魅力の一つです。
まだ登録が済んでいない方は今のうちに登録しておきましょう。
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PayPay証券の出金手数料
PayPay証券の出金時の振込手数料について紹介します。
出金手数料
出金時の振込手数料は「みずほ銀行宛」と「その他金融機関宛」で大きく異なります。
みずほ銀行宛への出金の場合はその他金融機関宛よりも30,000円以下では半額以下と優遇されています。
みずほ銀行の口座をお持ちであれば、みずほ銀行宛の口座へ出金をおすすめします。
※振込手数料は税込
金額 | みずほ銀行宛 | その他金融機関宛 |
30,000円未満 | 110円 | 275円 |
30,000円以上 | 220円 | 385円 |
出金の方法
続いて、出金方法について紹介します。
- スマートフォン・パソコンの画面より出金手続きをする
- メニューの「お引き出し」ページより手続きをする
- 手続き約1~2時間後に、登録した銀行口座へ出金額が振り込まれる
スマートフォンもしくはパソコンより出金手続きが可能です。
手続きしてから1~2時間で登録した銀行口座に出金額が振り込まれます。
但し、以下の点に注意して、出金手続きをしましょう。
- 出金先の登録した口座はアプリ内の「出金先金融機関の登録・変更」より可能
- 営業日の14時30分以降に出金手続きした場合は翌営業日以降に振込となる
- 株式を売却した分は、売却後3~4営業日以降に出金が可能となる
- 登録した銀行口座に不具合があった場合は、振込ができず利用者に連絡が来る
PayPay証券の口座管理手数料
PayPay証券の口座管理料は「無料」となっています。
例として以下に口座管理手数料に該当する項目がある金融機関や証券を抜粋してみました。
- SMBC信託銀行プレスティア(月額税別2,000円:但し月間の総取引残高が500,000円以上であれば口座維持手数料無料)
- 大和証券(月額税別1,650円:但し、預かり資産の評価額が1000万円以上の条件を満たせば口座管理料無料)
PayPay証券のおいたまま買付の送金手数料
PayPay証券独自のシステム「おいたまま買付」の手数料について紹介します。
銀行預金口座と連携して、送金手続きをせずにそのまま株が買えるシステム
買付の際に、証券口座に送金手続きをしなければなりませんが、「おいたまま買付」は対象の金融機関の口座とPayPay証券のアプリを連動しておくと送金手続きなしでも直ぐに株が買える仕組みです。
但し、おいたまま買付は対応している金融機関とサービスが限られているので注意が必要です。
「銀行口座」「ソフトバンクカード」「ドコモ口座」で支払いが可能です。
2019年7月に「ゆうちょ銀行」と「南都銀行」が追加され、みずほ・三菱UFJ・三井住友の3大メガバンク以外の金融機関としては初めて追加されました。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- 南都銀行
- ドコモ口座
- ソフトバンクカード
以下、おいたまま買付の利用時にかかる手数料をまとめました。
※送金手数料は税込み料金です
連携先の銀行口座で株式を購入する場合
金額 | 料金 |
2万円未満 | 110円 |
2万円以上 | 無料 |
ソフトバンクカード・ドコモ口座で株式を購入する場合
対象の金融機関・サービス名 | 料金 |
ソフトバンクカード | 152円 |
ドコモ口座 | 152円 |
- 2万円以上の株式購入であれば、おいたまま買付の送金手数料は無料
- ソフトバンクカードと、ドコモ口座の場合は、送金手数料が一律152円かかる
- 「つみたてロボ貯蓄」は、一回の積立契約ごとに送金手数料がかかる
PayPay証券の手数料は高いの?他のサービスと比較
PayPay証券の手数料って他の会社と比較して高いのでしょうか。
今回は、同じく低価格で資産運用を始められる「ネオモバ」と、ロボアドバイザーでの預かり資産業界1位の「WealthNavi」を例に挙げてみました。
以下、取引手数料、入出金手数料を比較してみました。
サービス名 | 取引手数料/比率 | 入金手数料 | 出金手数料 |
PayPay証券 | 無料(※1) | (「おいたまま買付」利用の場合) 無料~152円 (銀行振込の場合) 金融機関によって異なる |
(3万円未満)
110円~275円 220円~385円 |
ネオモバ | 月額220円~(※2) | (「即時入金」の場合) 無料 (銀行振込の場合) 金融機関によって異なる |
無料 |
WealthNavi | 無料(※3) | (「クイック入金」の場合) 無料 (銀行振込の場合) 金融機関によって異なる |
無料 |
※1(手数料としては無料。しかし、取引の際には「スプレッド」名目として、0.5%~1%が基準価格に加減算された金額を「取引価格」としている)
※2(サービス利用料表記。月額の取引合計に応じて累進して手数料がかかる。サービス手数料以外は費用がかからない。)
※3(但し、預かり資産によって年率0.5%~1%の手数料がかかる)
PayPay証券の場合
PayPay証券の場合は、「手数料相当額」として、取引ごとに1回0.5~1%の「スプレッド」が既に含まれた状態で「取引価格」となっています。
よって、取引価格のうちに既に手数料が加減算されているため表記上では「無料」となります。
入金手数料は、「おいたまま買付」を利用して2万円以上の株式購入をした場合は無料です。
以外の入金手数料は、各サービスごとに異なり有料です。
出金手数料は、3万円未満もしくは3万円以上でも条件問わず有料となります。
但し、みずほ銀行宛の出金ならば他金融機関への出金よりも優遇される仕組みとなっています。
その他、PayPay証券は
- 口座管理料:無料
- 残高証明書等の発行手数料:無料(郵送希望の場合は有料)
ネオモバの場合
ネオモバの場合は、「サービス利用料」として表記されています。
ひと月に株式の取引をした合計の金額に応じて手数料が決まる仕組みです。
(補足)ネオモバのサービス利用料の一覧
株式取引にかかった金額 | 料金 |
0円~50万円以下 | 220円(税込) |
50万円を超えた分~300万円以下 | 1,100円(税込) |
300万円を超えた分~500万円以下 | 3,300円(税込) |
500万円を超えた分~1,000万円以下 | 5,500円(税込) |
以降100万円毎 | +1,100円(税込)づつ追加 |
例として、ひと月辺り50万円以下の株式取引金額であれば、月額220円の取引手数料がかかります。
ネオモバはサービス利用料以外の手数料が不要で、ひと月いくらを株式取引で利用したかによって手数料が変化します。
但し、ひと月での取引が無かった場合でも最低手数料として220円がかかりますので注意が必要です。
WealthNaviの場合は、預かり資産の年率手数料以外は無料です。
但し、預かり資産の年率0.5%~1%が毎年手数料として加算されます。
- 預かり資産3,000万円以下の場合:年率1%(現金部分除く・税別)
- 預かり資産3,000万円を超えた分:年率0.5%(現金部分除く・税別)
例としては、手数料を判断するタイミングで50万円の預かり資産があり、一切現金部分が無いとした場合、年率が1%の換算となって年間5,000円の手数料がかかります。
WealthNaviの場合は、手数料の判断タイミングでの預かり資産の金額で手数料が異なるシステムとなっています。
手数料の比較まとめ
以下、比較したポイントをまとめてみました。
- PayPay証券は、取引をすると「手数料相当額」がかかる
- ネオモバは、取引が無くても最低220円がかかる
- WealthNaviは、預かり資産に応じて一年ごとに手数料が請求される
PayPay証券は、取引ごとに「手数料相当額」が査収される点では他のサービスと比較して大きな差はありません。
ただ、取引ごとに手数料を取られてしまいますが、豊富な種類の株を手間をかけずに買える点を考慮するとお得と言えるでしょう。
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PayPay証券の手数料を安くするコツ
それでは、以上の点を踏まえて、PayPay証券の手数料を安くするにはどうしたらいいのでしょうか。
以下、PayPay証券の手数料を安くするポイントを挙げてみました。
- 「おいたまま買付」の活用
- 株式取引時間帯の意識
- 出金はみずほ銀行宛に行うようにする
おいたまま買付の活用
「おいたまま買付」を利用して、対象の連携先銀行口座から2万円以上を利用して株式を購入するようにしましょう。
PayPay証券は入金・送金にかかる手数料がかかる仕組みとなっていますが、おいたまま買付にて2万円以上を使用した取引を行えば手数料が無料です。
株式取引時間帯の意識
株式購入の際は、時間帯を意識して証券取引所が開設している時間帯に株式を購入しましょう。
開設している時間帯では、スプレッドの比率が国内外同様で0.5%となっています。
時間帯以外での購入売却手続きは、国外では1%、国内では0.7%とスプレッドの比率が大きくなるので注意しましょう。
出金はみずほ銀行宛に
みずほ銀行宛に指定すると出金金額問わずに手数料を抑えて出金できます。
みずほ銀行の口座を持っている人は利用し、持っていない人は口座開設をしておくと便利です。
PayPay証券の手数料まとめ
ここまで、PayPay証券の手数料について紹介しました。
以下、まとめを記載します。
- 取引手数料は「相当額」として取引価格に含まれている
- 時間帯に応じて「スプレッド」の違いで株式売買の価格に影響する
- 「おいたまま買付」を利用すれば2万円以上の利用で入金・送金が無料に
- 出金の際は「みずほ銀行宛」に指定すると他の金融機関より手数料が安い
上記のポイントを押さえて、手数料をかけずに株式取引を行えるかどうかが、PayPay証券での資産運用の成功の鍵です。
皆さんも、PayPay証券で手軽に資産運用に挑戦してみましょう。
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