今回は、STREAMについてくわしくまとめていきます。
STREAMは、株式会社スマートプラスが2018年にスタートした、アプリによる新しい株取引のサービスです。
「取引手数料0円」や「コミュニティ型株取引」などの広告が話題にのぼることも多く、気になっている人も多いのではないでしょうか?
実際に、そのサービス内容はどのようなものとなっているのでしょうか。
ここでは、そんなSTREAMの特徴やメリット・デメリット、そしてどのような人におすすめか、といった点について紹介していきたいと思います。
- 取引手数料は永久にゼロ円のまま
- SNSのようにユーザー同士で交流できる
- アプリでいつでもどこでも手軽に取引
- 取引額が多い人には特におすすめ
- 少額投資やNISAは利用できないので注意
STREAMは取引手数料が安く、交流機能もある新しい形の株取引サービス。
軽く触るだけでも楽しさが分かると思いますので、ぜひ一度体感してみてください!
\簡単に株式投資を始められる!/
目次
STREAM(ストリーム)とは?特徴は?
STREAMとは、そもそもどのようなことができる投資サービスなのでしょうか。
その特徴となるのが、以下の2つのポイントです。
- 手数料が無条件・無期限でゼロ円
- SNS機能を利用して情報交換できる
それぞれ、ほかの株取引では見られないサービス内容なので、ぜひ注目してみてください。
取引手数料がいつまでも無料
STREAMでは、以下の銘柄の現物取引および信用取引を、すべて手数料無料で行うことができます。
- 国内株式
- ETF(上場投資信託)※外国籍・ETF-JDRをのぞく
- REIT(上場不動産投信)
- ETN(上場投資証券)※ETN-JDRをのぞく
- ベンチャーファンド
- インフラファンド
近年では、ほかのネット証券でも手数料無料のサービスが増えてきましたが、そのほとんどは取引額や期間などに一定の条件をさだめていて、かならずしも完全に無料となるわけではありません。
しかし、STREAMではそのような条件なしに、いつまでも手数料ゼロ円のまま利用することができます。
このようなシステムを可能としているのが、ダークプール(東証立会外取引)を利用した「SMART取引」です。
ダークプールとは東証を通さない取引のことで、特に大口の注文をスムーズに成立させたい機関投資家などが、より有利な価格で売買に応じてくれるケースがあります。
そのような注文をマッチングできた場合は、自動的にSMART取引が選択されて、その差額の半分が手数料としてスマートプラス社に支払われることになります。
たとえば、それぞれ以下のような価格で取引されていたとします。
- 東京証券取引所:1,000円×100株=10,000円
- ダークプール:999円×100株=99,900円
この場合、1の東証で購入するよりも、2のダークプールで購入したほうが100円安くなるため、SMARET取引が適用されます。
そのさい、手数料は差額の半分なので以下のとおりとなります。
- 手数料:100円(東証との差額)÷2=50円
結果的に、ユーザーは東証で取引するよりも50円得することになるわけです。
SMART取引は有利な条件でしか選択されないので、ユーザーにとってもスマートプラス社にとっても、おたがいに利益が出る仕組みとなっているわけです。
ユーザー同士で交流できる
STREAMでは、アプリ上でユーザー同士がSNSのようにコミュニケーションを取ることができます。
まず、アプリを起動すると、自分がフォローしたユーザーのコメントが流れるタイムラインが表示されます。
それをながめているだけでも、現在の市場に対する投資家のさまざまな生の声をうかがうことができて、大いに参考となるでしょう。
さらに、コメント内に注目する銘柄があれば、そのくわしい情報をチェックしつつ、ダイレクトに取引に進むこともできます。
何か気になることがあれば、直接質問をすることもできるので、上級者から知識やテクニックを学ぶ場とすることもできるでしょう。
なお、コミュニティ内で行った、ログインやフォロー、コメント、「いいね!」といったアクションにはすべてポイントがついていて、獲得数に応じてクラスも上がっていきます。
クラスが上がると、以下のように信用取引のさいの買方金利が有利になっていきます。
クラス | 買方金利 |
SS | 1.89% |
S | 2.29% |
A | 2.79% |
B | 2.99% |
C | 3.29% |
D | 3.49% |
また、2,000ポイント以上を獲得すると、東京・大阪・名古屋の3地域で毎月1回開催されるオフラインの交流会「STREAM CAMP」にも参加することができるようになります。
STREAM CAMPでは、有名投資家などによる講義やワークショップも開催されるので、より投資力を向上させていくことができるでしょう。
\簡単に株式投資を始められる!/
STREAM(ストリーム)のメリット
それでは、STREAMを利用することで具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。
おもなポイントとなるのは、以下の3つです。
- 取引コストを気にせず取引に集中できる
- コミュニティから役立つ情報が得られる
- アプリ専用のサービスで手軽に取引できる
いずれも、STREAMならではの特長となっているので、ほかのサービスではなかなか味わうことはできません。
コストがかからない
投資においてもっとも重要なポイントは、いかに取引コストを引き下げることができるか、ということです。
利益を上げることも大切ですが、そればかりに目を向けていると、いつのまにか手数料がかさんでしまい、結局トータルで大したプラスにならなかった、というケースもめずらしくありません。
その点、STREAMならどれだけ取引をくりかえしたとしても、手数料がかかることは一切ありません。
むしろ、SMART取引の結果によっては、東証での取引より得になることがあるほどです。
このように、コスト計算などを考える必要がなく、取引に集中することができるのは、成績を上げるうえでも大きなメリットとなるでしょう。
コミュニティの情報が役立つ
STREAMでは、気になるユーザーをフォローしておくことで、そのコメントをタイムラインで確認することができます。
そこで注目されている銘柄や市場分析などをチェックしていけば、自分の取引にも大いに参考になるでしょう。
匿名の情報は信用できないという人もいるかもしれませんが、STREAMでは口座開設の時点で本人確認を行っているうえ、意図的な誘導をするような内容のコメントは運営によってつねに監視されているので、その点は心配ありません。
また、コメントに多くの「いいね!」が付くことでユーザー自身の評価も高まっていき、ポイントがたまって有利になっていくので、よりよい情報を発信しようというモチベーションも高まるシステムになっています。
どのような質問でも、ベテラン投資家が丁寧に回答してくれるので、それだけでも初心者にとっては参加しやすい環境となるでしょう。
ただし、あまり他人の情報ばかりに頼りきりでいると、自分なりの相場観やテクニックが身についていかないので、あくまで自分自身の分析を根拠にしたうえで、参考にしていくのがおすすめです。
アプリで手軽に取引できる
STREAMは、もともとアプリで利用することを前提に考えられたサービスです。
そのため、アプリのデザインや操作性もとてもシンプルで分かりやすく、初心者でも簡単にあつかうことができるようになっています。
ほかのSNSアプリなどと同じように、外出先からでも気軽に取引することができるでしょう。
ほかにも、STREAMのアプリでは、銘柄情報の掲示板や経済ニュース、適時開示、企業情報、四季報など、さまざまな情報をチェックすることができます。
これらの情報を、閲覧数やコメント数の多いものから表示してくれる機能もあるので、初心者でも重要な情報を見のがすことがありません。
さらに「MyNews」では、自分の保有銘柄や「いいね!」をつけた銘柄の情報を、まとめてチェックすることもできて便利です。
\簡単に株式投資を始められる!/
STREAM(ストリーム)のデメリット
このように魅力的なサービスのSTREAMですが、一方でデメリットがまったくないわけでもありません。
そのおもなポイントとなるのは、以下の3つです。
- 取引をはじめるのにある程度の資金が必要
- 投資できる金融商品がかぎられている
- NISA口座がないので税制優遇が受けられない
利用の仕方によっては、これらがマイナスとなる場合もあるので、よくチェックしておきましょう。
少額投資ができない
国内株式は、原則として100株単位(単元株)での購入となっています。
たとえば、1株=1,000円だとすると、最低でも1,000円×100株=10万円分からしか購入できないということになります。
近年のネット証券では、1株単位の単元未満株で購入できるサービスも増えていますが、残念ながらSTREAMではあつかっていません。
ETFやREITなら1口から購入することもできますが、その場合でも1万円〜数万円程度の金額となるため、基本的にSTREAMでは1万円未満の少額投資は行えないと考えてよいでしょう。
その場合は、まず500円程度の元手で1株から投資ができるネオモバなどのサービスを使うのがおすすめです。
\Tポイントで投資ができる!/
選択肢があまり多くない
STREAMで取引できる銘柄は、おもに国内株式やETF、REITなどにかぎられています。
また、取引市場も東京証券取引所(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)のみとなっていて、名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所などにしか上場されていない銘柄は取引することができません。
大手証券会社では、ほかにも投資信託や海外株式などをあつかっているところも多いので、それらとくらべるとSTREAMではどうしても選択肢が少ないと感じるかもしれません。
NISAが利用できない
株取引や信託投資では、NISAを利用することで、税金のコストを大幅に減らすことができます。
NISAというのは「少額投資非課税制度」のことで、NISA口座から購入した金融商品は、120万円分まではその運用益などがすべて非課税となる税制優遇措置です。
通常では、サラリーマンなら年間20万円の利益を超えたら確定申告を行わないといけないので、それを超える利益が出た場合にはかなりのコストカットとなります。
しかし、残念ながらSTREAMでは、このNISA口座を利用することはできません。
ただし、STREAMはもともと少額投資にはあまり向いていないので、120万円を大きく超える投資を考えている場合には、そこまで気にする必要もないでしょう。
STREAM(ストリーム)の口コミ・評判
それでは、実際にSTREAMを利用している人たちは、どのような感想をいだいているのでしょうか。
ツイッターの口コミを参考に、その評判を見ていきましょう。
今月のここまでの株での利益は…
15,281円!!
今月は順調です😊✨
楽天証券にまだ40万残っているのですが.引っ越ししたstreamの20万円の方がかなり順調🥰✨
手数料無料なので売り買いし放題なのは気楽です✨
— ぽんちゃん/ずぼら系教育ワーママ/ブログ&投資で10年後資産1億を目指す (@ponchan_working) November 16, 2019
やはり、手数料が無料となることにメリットを感じている意見が多く見られました。
利益がそのままプラスになるというのは分かりやすく、投資家にとっては何よりうれしいことですね。
取引回数や資金の多い人には、特にお得な取引となるでしょう。
株取引アプリ「ストリーム」
コメント書いたりしていたら「銘柄初心者Lv2」「常連Lv2」など称号がもらえた
レベルアップって楽しいね、ゲーム感覚に引き込むアプリの作りいいなー
「ペトロ園長」でちょいちょいコメント書いてるので良かったら是非ー#STREAM #ストリーム #株式投資 pic.twitter.com/Jm7v6HaV6i
— ただのひとし@悩みごとは話すだけで8割減に (@petro_1973) April 19, 2018
一方、コミュニティを活用しているというユーザーも多く見られました。
投資家同士の交流を楽しみつつ、なおかつポイント獲得で有利にもなっていくので、取引自体のモチベーションにもつながっていきそうですね。
初心者にとっては、はじめての投資でもなじみやすいのが大きなメリットとなっているようです。
STREAM(ストリーム)がおすすめな人
ここからは、これまでの説明をふまえたうえで、具体的にどのような人にSTREAMがおすすめなのかを紹介していきます。
そのポイントとなるのは、以下の3つです。
- できるだけコストをかけずに取引したい人
- 短期投資などで取引回数が多くなる人
- 投資についていろいろな人と交流したい人
これらのいずれかに当てはまる人であれば、STREAMのメリットを十分に活かした取引ができるでしょう。
コストをかけたくない人
STREAM最大のメリットは、何といっても取引手数料が無条件でゼロ円となる点です。
ほかのネット証券では、手数料無料といっても取引額や期間などの条件がついているため、たとえば月間100万円の取引をしたとすると、だいたい毎月500〜1,000円の手数料はかかってしまいます。
年間にすると約1万円にもなるので、このコストを少しでも減らしたいという人は、まよわずSTREAMを選ぶべきでしょう。
取引回数が多くなる人
取引手数料は銘柄を売買するたびにかかるので、取引回数が増えれば増えるほどその負担は大きくなっていきます。
また、手数料無料のサービスに金額の条件があると、これを超えないように気をつけていかなければならないのは意外とわずらわしいものです。
しかし、STREAMならどれだけ取引をくりかえしても手数料が発生することはないので、そうしたことをいちいち気にする必要がありません。
たとえば、デイトレードなどで積極的に短期取引を行いたいと考えている人は、そのメリットを最大限に活かすことができるでしょう。
投資仲間がほしい人
投資というのは、基本的にひとりでパソコンやスマホの画面と向き合って行うものです。
しかし、STREAMならつねにコミュニティで市場の投資家とつながっているので、取引をしながら、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。
情報交換などに役立てるのはもちろん、投資についてさまざまな会話を行うこと自体を楽しむこともできるでしょう。
特に、まわりに投資仲間や相談相手などがいない初心者にとっては、より参加しやすくなるのでおすすめです。
\簡単に株式投資を始められる!/
STREAM(ストリーム)をおすすめできない人
それでは、反対にSTREAMをおすすめできない人はどのようなタイプなのでしょうか。
ポイントとなるのは、以下の3つです。
- 幅広い選択肢で取引をしたい人
- あまり多くの資金を投入したくない人
- スマートフォンやタブレットを持っていない人
ただし、これらに当てはまる人であっても、うまく使い分けなどをすることでSTREAMのメリットを活かすこともできます。
幅広い取引をしたい人
STREAMで取引できるのは、おもに国内株式やETF、REITなどの銘柄にかぎられます。
特に、安定性の高い信託投資や成長率の高い海外株式などは人気も高いので、それらが取引できないSTREAMには物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
リスク分散のことを考えても、銘柄はできるだけ多くあつかえたほうがよいでしょう。
とはいえ、国内株式を取引するうえでは、STREAMがもっともお得なサービスであるという点には変わりはありません。
ほかにも選択肢を広げたい場合は、STREAMと別のサービスを組み合わせて投資していく、というのもおすすめです。
資金を多く使いたくない人
STREAMでは単元株(100株単位)でしか株式を購入することができないので、少額投資をしたい人にはあまり向いていません。
10万円程度でひとつの銘柄を購入することはできますが、リスク分散のことを考えると、少なくとも数十万円程度の資金は用意しておいたほうがよいでしょう。
また、最初からそれだけ多額の投資を行うことには抵抗がある、という人もいると思います。
その場合は、まず500円程度の元手で1株から投資ができるネオモバなどのサービスを使うのがおすすめです。
\Tポイントで投資ができる!/
スマホが使えない人
STREAMは、アプリのみで利用することができる投資サービスです。
パソコンからでも口座開設までは行うことができますが、取引に進むには、かならずスマホやタブレットにアプリをインストールしておかなければいけません。
特に、投資でチャート分析を活用している人などはパソコンのみで取引している人も多いので、その点には注意してください。
専用アプリのSTREAMはとても手軽で使いやすいので、スマホでの取引がはじめてという人も、これを機会にぜひ導入してみることをおすすめします。
STREAM(ストリーム)の評判・口コミまとめ
ここまで、STREAMについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
STREAMは、日本で初となる取引手数料の完全無料を実現したサービスです。
取引によって得られた利益はそのまますべて自分のものとなるので、これは投資家にとってとても大きなメリットとなるでしょう。
また、SNSのように投資家同士で情報交換しながら楽しく投資できるのも、STREAMならではの独自の機能です。
特に、投資額や取引回数の多い人、また投資自体がはじめてで不安だという初心者にとってはとてもおすすめのサービスなので、ぜひ利用を考えてみてください。
口座開設はアプリからでも最短5分で簡単にできるので、興味を持った人はまず無料でダウンロードしてみましょう!
\簡単に株式投資を始められる!/
コメントを残す