今回は、ウェルスナビの手数料についてまとめていきたいと思います。
投資というと、どうしても利益のことばかりに目が行きがちですが、忘れてはいけないのが手数料です。
いくら高い利回りでも、取引に多額の手数料がかかってしまっては、実質的な利益は減ってしまうことになるからです。
たとえば投資信託では、販売手数料や信託報酬、信託財産留保額など複数の手数料があり、銘柄によっても料金が異なってくるので、計算もとても複雑なものになってしまいます。
では、同じようなサービスのウェルスナビでは、その点はどうなっているのでしょうか。
ポイントは以下のとおりです。
- 取引や入出金にかかる手数料はすべて無料
- コストは運用資産に対して年率1%分の運用報酬のみ
- ほかの投資とくらべると手数料は高め
- 取引にかかる時間や手間を考えるとコスパはよい
- 運用期間に応じて長期割もある
ウェルスナビでの運用を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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目次
ウェルスナビの手数料
ウェルスナビを利用するさいには、どのような手数料が必要となるのでしょうか。
それぞれの内訳をくわしく見ていきましょう。
入金手数料
ウェルスナビでは、以下の金融機関のインターネットバンキングで、クイック入金を利用することができます。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
- イオン銀行
- じぶん銀行
クイック入金は手数料もかからず、金額も即時に口座に反映されるので、ウェルスナビではこちらの方法がおすすめです。
なお、通常の銀行振込による入金も行えますが、その場合はそれぞれの金融機関でかかる手数料は自己負担となります。
また、ウェルスナビでは銀行口座からの引き落としによる自動積立も行うことができますが、この場合の入金はすべて手数料は無料となっています。
出金手数料
ウェルスナビでは、口座からいつでも自由に指定した金額を引き出すことができます。
このさいにも、手数料はいっさいかかりません。
なお、口座の現金部分を超える金額を引き出そうとすると、保有しているETFを売却して出金に当てることになるので注意してください。
また、全額出金では出金手数料こそかかりませんが、出金の前日までの運用資産に対して運用報酬(※後述)が差し引かれることになります。
取引手数料
ウェルスナビでは、投資信託の海外ETFを通じてさまざまな銘柄を運用します。
通常、海外EFTでは銘柄の売買に対して、金額の0.45%の売買手数料がかかります。
ほかにも、海外での取引となるため、為替手数料や為替スプレッドなどの手数料も必要となることがあります。
しかし、ウェルスナビではそのすべてを業者側の負担として、投資家にはいっさい取引手数料は発生しません。
このようなシステムは投資家にとってコスト面でのメリットがあるだけではなく、業者側がむだに取引を増やそうとしないという信頼性にもつながってきます。
サービス利用料手数料
ウェルスナビでは、運用している資産の年率1%(税別)がサービス利用手数料となります。
基本的に、この運用報酬以外にコストはいっさいかかりません。
投資というと、何かと複雑で手数料も細々としたものが多いというイメージがありますが、その意味でも、ウェルスナビは初心者にとってかなり分かりやすいサービスといえるでしょう。
また、運用資金が3,000万円を超えると、その部分からは年率0.5%と半額になるので、多額の資金を運用した人にとってはとても大きなメリットとなります。
ただし、これらはあらかじめウェルスナビの経費として差し引かれているので、支払い手数料には計算されていません。
信託報酬の年率は2019年7月現在、運用プランのリスク許容度によって以下のように分けられています。
- リスク許容度1…0.13%
- リスク許容度2…0.10%
- リスク許容度3…0.09%
- リスク許容度4…0.10%
- リスク許容度5…0.10%
シンプルな仕組み
手数料は資産運用報酬の1%のみとなっています。
入金手数料、出金手数料、取引手数料、サービス利用手数料、0に抑えることができます。
言い換えると、本来そこにかかるはずである手数料分は、WealthNavi側が請け負っていると言えます。
これはある種、自信のあらわれであるともいえますね。
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ウェルスナビは毎月どれくらい手数料がかかるの?
ウェルスナビの手数料は、運用資産に対して1%の運用報酬のみとなっています。
ただし、税別なので実際には1.08%ということになります。
たとえば、単純計算で100万円の資産を一年間運用したとすると、年間で1万800円の手数料がかかることになります。
実際には、ウェルスナビでは毎月ごとに手数料を支払うので、毎日の時価評価額から運用報酬を算出して365日で割り、1日あたりの手数料から1カ月分を計算することになります。
計算日の時価評価額×1%(手数料率)÷365×1.08(消費税)
本来なら時価評価額は毎日変わっていきますが、ここでは目安として30日間すべてを100万円として計算すると、一ヶ月で887円の手数料がかかることになります。
なお、手数料の支払いは翌月の1日(休日の場合は翌営業日)に、口座の現金部分から自動的に引き落とされます。
ウェルスナビの手数料は高いの?
ウェルスナビの手数料は、ほかの投資などとくらべてどれぐらい高いのでしょうか。
まず、運用資産に対して1%分のコストがかかるということは、実質的な利回りはマイナス1%になるということです。
ウェルスナビは、あくまで長期運用でコツコツ利益を積み重ねていくタイプの投資なので、このマイナスはそれなりに大きなものとなるでしょう。
たとえば、ウェルスナビと同じように自分でポートフォリオを組んで投資を行ったとすると、だいたい手数料は0.5%程度におさえることができます。
しかし、そのためには株式の知識や相場の動向、さらには世界中の経済情勢について、ありとあらゆるデータを頭に入れておかなければいけません。
また、自分自身で運用会社や運用先を選んだり、売買手数料などの細かい計算も行う必要があります。
これだけの労力を考えると、ウエルスナビとの0.5%程度の違いは、それほど高いとはいえないでしょう。
また、ウェルスナビにはDeTAXという税負担を軽減する機能も用意されています。
DeTAXは、分配金やリバランスの利益で税負担が生じそうになったときに、保有銘柄の含み損を確定させて相殺させる、というシステムです。
これによって、その年に発生するはずだった税金を翌年以降に繰り越すことができます。
なお、損失を確定すると同時に同額を買い戻すので、保有銘柄自体には変化がありません。
この機能をはたらかせると、だいたい0.4〜0.6%の税金をカットする効果があるとされているので、コストも実質的に0.4〜0.6%と考えることができるわけです。
こうなると、自力で投資を行った場合のコストとほとんど変わらなくなってしまいます。
もちろん、DeTAXも自動的に行われるので、いちいち操作をしたり手間をかける必要もありません。
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ウェルスナビの手数料を割引する方法は?
ウェルスナビでは、資産運用の期間が長くなるほど、手数料がお得になる長期割のサービスがあります。
割引は、以下のように適用されます。
- 運用資産50万円〜200万円未満…6カ月ごとに0.01%割引
- 運用資産200万円以上…6か月ごとに0.02%割引
この割引は、手数料が0.90%になるまで半年ごとに毎回行われます。
たとえば、100万円を運用している場合なら6カ月×10回=5年間、200万以上を運用しているのであればその半分の2年半で、割引率は最大となります。
ウェルスナビでの資産運用は長期が基本なので、これらの条件は誰でもすぐ達成することができるでしょう。
そのためにも、資金に余裕がある場合は、できるだけ50万円以上は運用するようにしておくとよいです。
ウェルスナビの手数料を他のロボアドと比較
それでは、他社の同じサービスとくらべた場合に、ウェルスナビの手数料はどうなっているのでしょうか。
代表的なロボアドバイザーの手数料は、以下のとおりです。
手数料 | 割引 | 間接的な手数料 | |
---|---|---|---|
ウェルスナビ | 1%(税別・3,000万年を超える部分は0.5%) | 最大0.9%まで割引 | 信託報酬0.09〜0.13%(税別) |
Folio | テーマ投資売買:代金の0.5%(税別・最小50円)
おまかせ投資:1.0%(3,000万円を超える部分は0.50%) |
なし | 非公開 |
THEO | 1%(税別・3,000万年を超える部分は0.5%) | 最大0.65%まで割引 | 非公開 |
楽ラップ | 固定報酬型:0.715%以上(税込)
成功報酬併用型:最大年率0.605%+成功報酬(運用益の5.5%) |
なし | 信託報酬最大0.248%
信託財産留保額0.30% |
マネックスアドバイザー | 0.324% | 割引なし | 信託報酬0.163% |
MSV LIFE | 0.925%程度(税別) | 割引なし | 非公開 |
このように、間接的な手数料までふくめると、ほとんどのロボアドバイザーの手数料は1%前後となっていることが分かります。
そのなかでも、マネックスアドバイザーは0.5%を下回る手数料で、格安といえる料金になっています。
また、THEOも運用報酬は不明なものの、割引適用によってそれに近い手数料を実現しています。
この2社とくらべると、ウェルスナビはコストが高いように思えるかもしれません。
しかし、長期割が最大まで適用されれば1.0%を下回り、さらにDeTAXによる節税効果も期待できるので、利用の仕方によってはかなりコストカットをすることもできます。
そう考えると、マネックスアドバイザーやTHEOとくらべても、特別高い手数料とはいえなそうです。
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ウェルスナビの手数料はいつどこで支払うの?
手数料をいつどうやって支払うのか疑問に思う方もいるでしょう。
公式サイトでは以下のように説明されています。
1ヶ月分の手数料を翌月の1日(休日の場合は翌営業日)にお客様の口座の現金部分から自動的に引き落としさせていただきます。
このように手数料の引き落としに関してもとてもシンプルでわかりやすいですね。
ネット上でも引き落としについての情報を確認できます。
ウェルスナビの手数料まとめ
ここまで、ウエルスナビの手数料についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
ウェルスナビの手数料は、運用資産に対して年率1%の運用報酬のみと、とてもシンプルで分かりやすいシステムとなっています。
一方で、ほかの投資やサービスとくらべると、その料金はけっして安いとはいえません。
といっても、ロボアドバイザーと同じような資金運用を自力で行うとなれば、それにかかる手間や労力、時間はそのコストをはるかに上回ってしまいます。
特に、仕事でなかなか時間が取れない人や投資の知識がない初心者にとっては、そのメリットが十分に得られるでしょう。
長期割やDeTAXでさらにコストカットもできるので、ぜひうまく活用してみてください。
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