今回は、ロボアドバイザーの手数料についてくわしくまとめていきます。
新しい投資サービスとして、何かと話題のロボアドバイザーですが、みなさんのなかにも資産運用で利用を考えている人がいるのではないでしょうか?
そこで気になるポイントが、やはり手数料だと思います。
特に、ロボアドバイザーはすべての取引を自動でまかせることができるため、そのコストもほかの投資とくらべてやや高めだといわれています。
ここでは、実際にロボアドバイザーを利用するとどれぐらいの手数料がかかるのか、その具体的な内訳や、おすすめのサービスのランキングについても紹介していきます。
- ロボアドバイザーの手数料はシンプルで分かりやすい
- 運用資産額に対して年率1.0%前後の手数料のみ
- なかでもおすすめNo.1のサービスはWealthNavi
- 間接的なコストとなる信託報酬もチェック
- 投資信託とくらべても手数料のメリットが大きい
この記事を参考にして、ぜひお得な手数料でロボアドバイザーをはじめてみてください!
数あるロボアドバイザーサービスの中でも特に手数料が安くおすすめなのがWealthNaviです。
WealthNaviは長期投資を前提として比較的安定して資産を増やすことができる可能性を秘めており、今注目を集めています。
さらに、登録もメールアドレスを利用して5分で済ませることができます。
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目次
ロボアドバイザーの手数料比較・一覧
ロボアドバイザーのおもなサービスでは、それぞれ以下のような手数料となっています。
サービス名 | 手数料 | 割引 |
WealthNavi | 運用資産額の1.0%(年率)
※3,000万円を超える部分からは0.5% |
最大0.9%(年率)まで |
THEO | 運用資産額の1.0%(年率)
※3,000万円を超える部分からは0.5% |
最大0.65%(年率)まで |
FOLIO | 運用資産額の1.0%(年率)
※3,000万円を超える部分からは0.5% |
なし |
楽ラップ | 固定報酬型:運用資産の年率0.715%(+最大0.248%)
成功報酬併用型:運用資産の年率0.605%(+最大0.248%)+運用益の5.5% |
なし |
このように、いずれのサービスでもおもな手数料は資産運用額に対して年率1.0%前後となっていることが分かります。
手数料の安いロボアドバイザーランキング
それでは、実際にどのロボアドバイザーを選べばより低コストで資産運用できるのでしょうか。
ここでは、単純な手数料の安さだけではなく、総合的なコストパフォーマンスを基準にランキングで紹介していきます。
▼おすすめのロボアドは以下の記事でも紹介しています。
【6社比較】ロボアドバイザーおすすめランキング!投資をはじめるならどこ?WealthNaviは2019年12月現在、運用資産総額1,900億円突破、口座数26万以上と圧倒的な人気をほこっているロボアドバイザーのサービスです。
手数料についても、資産運用額に対して年率1.0%(3,000万円を超える部分からは0.5%)と、とてもシンプルで分かりやすいシステムとなっています。
さらに、50万円以上の運用資産額がある場合には、長期割サービスによってその手数料を最大0.9%まで引き下げることもできます。
割引率は、出金をしないことを条件に、毎月1日の資産額に応じて以下のように判定されます。
長期割判定額 | 割引率(年率) |
50万円〜200万円未満 | 半年ごとに-0.01% |
200万円〜 | 半年ごとに-0.02% |
50万円というとハードルが高いと感じる人もいるかもしれませんが、もともとWealthNaviでは毎月の積立投資や、10〜30年という長期運用がすすめられているので、この条件をクリアするのはそれほどむずかしくはないでしょう。
また、ロボアドバイザーには運用手数料以外にも、ETFの運用に必要な信託報酬が間接的なコストとしてふくまれています。
WealthNaviでは低コストな海外ETFを投資先とすることで、以下のようにそれを安くおさえています。
リスク許容度 | 信託報酬(年率) |
1 | 0.13% |
2 | 0.10% |
3 | 0.09% |
4 | 0.10% |
5 | 0.10% |
このように間接的なコストまでしっかり数字が示されていることで、あらかじめコスト計算もしやすくなり、投資家にとっては大きなメリットとなっています。
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2位 THEO(テオ)
THEOは、WealthNaviとともにロボアドバイザーの人気を二分するサービスです。
その特徴は何といってもコストの安さで、基本は資産運用額に対して1.0%(3,000万円を超える部分からは0.5%)と平均的な料金ですが、「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」の割引によって最大0.65%まで引き下げることができます。
なお、割引が適用されるには以下の2つの条件を満たしている必要があります。
- 毎月の積立を行っていること
- 対象期間内に出金をしていないこと
対象期間は1月から3ヶ月ごとに分けられ、その3ヶ月間の入出金総額の平均をカラー基準額とします。
入出金総額とは、運用開始からの「入金総額-出金総額」を指し、各月末時点での金額によって判定されます。
たとえば、1月末に45万円、2月末に50万円、3月末に55万円だった場合は、(45+50+55)÷3=50でカラー基準額は50万円となります。
手数料は、カラー基準額によって以下のとおりに割引されます。
カラー | 手数料(年率) | カラー基準額 |
ホワイト | 1.00% | |
ブルー | 0.90% | 1万円〜50万円未満 |
グリーン | 0.80% | 50万円〜100万円未満 |
イエロー | 0.70% | 100万円〜1,000万円未満 |
レッド | 0.65% | 1,000万円〜 |
最大割引のレッド(0.65%)となるには1,000万円以上の資金が必要なのでハードルが高くなりますが、100万円以上のイエロー(0.7%)であれば多くの人が達成することができるでしょう。
このように手数料の安さでは圧倒的なTHEOですが、一方で間接的なコストとなる信託報酬についてははっきりと数字が示されていません。
おそらく0.1〜0.3%程度だと考えられますが、場合によってはWealthNaviのコストよりも高くなることが考えられるため、ランキングとしてはこの位置となりました。
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3位 FOLIO(フォリオ)
FOLIOの「おまかせ投資」は、2018年11月にスタートしたばかりのロボアドバイザーとしてはまだ新しいサービスです。
手数料はWealthNaviやTHEOと同じで、運用資産額に対して年率1.0%(3,000万円を超える部分からは0.5%)となっています。
ただし、割引サービスなどはありません。
また、ETFの運用のために、信託報酬や委託手数料などが間接的なコストとしてふくまれていることも明言されていますが、その具体的な数字までは示されていません。
こうした点を考えると、コスト面ではWealthNaviやTHEOからはややおとるという位置づけになります。
FOLIOには、ほかにも「ドローン」や「ペットと暮らす」などのようなテーマを選ぶだけで、複数の株式を組み合わせた銘柄に投資できる「テーマ投資」があります。
テーマ投資の手数料は、売買手数料が価格の0.5%となっています。
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4位 楽ラップ
楽ラップは、ロボアドバイザーのサービスとしては唯一となる2通りの手数料コースを用意しています。
その料金は、以下のとおりとなっています。
- 固定報酬型:資産運用額に対して最大0.715%(年率)
- 成功報酬併用型:運用資産額に対して最大0.605%(年率)+運用益の5.5%
上記の手数料のうち、固定報酬はさらに以下のような内訳となっています。
- 固定報酬型:投資顧問料(0.165%)+運用管理手数料(0.550%)=0.715%
- 成功報酬併用型:投資顧問料(0.055%)+運用管理手数料(0.550%)=0.605%
このうち、運用管理手数料は運用資産額が1,000万円を超える部分からは以下のように年率が低くなっていきます。
運用資産額 | 運用管理手数料(年率) |
1,000万円超〜5,000万円以下の部分 | 0.495% |
5,000万円超〜1億円以下の部分 | 0.440% |
1億円超の部分 | 0.385% |
楽ラップではこれらの「運営・管理費用」にくわえて、ETFの運用のために必要となる間接的なコスト「ファンド費用」(最大年率0.248%)が資産額から控除されていきます。
さらに、銘柄によっては解約時に信託財産留保額(最大0.30%)が差し引かれる場合もあります。
これらをすべて合わせることで、実質的にロボアドバイザーの標準となる年率1.0%前後の手数料となる計算です。
成功報酬併用型は運用益によって大きく左右されるので、あまり利益を出せないうちはお得です。
目安としては、年間利回りが2%以上になったら固定型に切り替えるようにしましょう。
ただし、約1年間の契約期間中はコースを切り替えることができないので注意してください。
コース変更は契約期間満了の約1ヶ月前から申し込むことができるので、あらかじめ年間の利益を予想しておくようにしましょう。
このように、楽ラップの手数料はけっして高いわけではありませんが、そのコスト計算はかなり複雑になっています。
特に初心者には分かりづらい部分も多いため、ランキングとしてはこの位置となりました。
ロボアドバイザーでかかる手数料
ここからは、ロボアドバイザーではどのような手数料がかかるのか、上記で紹介した4つのサービスを参考にくわしくその内訳を見ていきましょう。
同じ手数料でも、サービスによってかかる場合とかからない場合もあるので、よく確認しておいてください。
口座開設手数料
新しく口座を開設する際に、必要となる手数料です。
近年ではユーザーの利便性を考えて、このような費用を請求する投資サービスはほとんどなくなっています。
ロボアドバイザーでも、上記で紹介した4社はすべて無料となっています。
口座維持手数料
口座の管理のために必要となる手数料で、口座を持っている間は定期的に支払います。
こちらも、近年の投資サービスではほとんど請求されることはなくなりました。
ロボアドバイザーでも同じように、上記で紹介した4社はすべて無料となっています。
入金手数料
口座に入金するさいに必要となる手数料です。
上記で紹介した4社では、インターネットバンキングからクイック入金やリアルタイム入金を行うことができ、すべて無料となっています。
これらの入金方法は金額が即座に反映されるので、取引を行ううえでも便利でおすすめです。
各サービスによって利用できる金融機関が以下のように異なっているので、あらかじめチェックしておきましょう。
金融機関 | WealthNavi | THEO | FOLIO | 楽ラップ |
ゆうちょ銀行 | × | ◯ | × | ◯ |
三菱UFJ銀行 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
みずほ銀行 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
三井住友銀行 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
りそな銀行 | × | × | × | ◯ |
埼玉りそな銀行 | × | × | × | ◯ |
関西みらい銀行 | × | × | × | ◯ |
セブン銀行 | × | × | × | ◯ |
住信SBIネット銀行 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
楽天銀行 | × | ◯ | × | ◯ |
イオン銀行 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
ソニー銀行 | ◯ | × | × | × |
じぶん銀行 | ◯ | ◯ | × | × |
ジャパンネット銀行 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
なお、4社ではいずれも銀行振込による入金も受け付けています。
こちらは、各金融機関で振込手数料がかかる場合は自己負担となるので、自分の口座ではどうなっているか確認しておきましょう。
ほかにも、WealthNavi、THEO、楽ラップでは自動積立を行うことができるサービスがありますが、いずれも手数料は無料となっています。
出金手数料
口座残高から出金するさいにかかる手数料です。
WealthNavi、THEO、楽ラップではいずれも無料となっています。
FOLIOでは、1回の出金につき300円(税込)の手数料がかかります。
運用報酬
ロボアドバイザーのサービスを運営、管理するために必要となる手数料のことです。
上記で紹介した各社の「資産運用額に対する年率1.0%前後の手数料」は、基本的にこの運用報酬のことを指しています。
手数料は毎月支払うことになるため、各社では以下のように一日あたりの運用報酬を割り出し、その月の日数分を請求しています。
- WealthNavi:毎日の時価評価額から計算
- THEO:前月末の時価評価額を基準にして計算
- FOLIO:毎日の時価評価額から計算
- 楽ラップ:前月末の時価評価額を基準にして計算
WealthNaviとFOLIOは毎日の時価評価額から計算しているので、より正確な手数料になっているといえます。
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売買手数料
ETFの購入時と売却時には、銘柄ごとに一定の売買手数料がかかります。
しかし、上記で紹介した4社では、これらもすべて無料としています。
為替手数料
WealthNavi、THEO、FOLIOのロボアドバイザーは、海外ETFを投資先としています。
そのため、通常であれば売買のさいに円とドルの交換が必要となり、為替手数料がかかることになります。
しかし、3社ではいずれもそれを無料として、ユーザーには負担がかからないようにしています。
ロボアドバイザーと投資信託の手数料比較
ロボアドバイザーと同じように、第三者に資産運用をまかせることができる投資サービスに投資信託があります。
大きな違いとしては、ロボアドバイザーがAIによって自動的に取引を行うのに対し、投資信託ではプロの投資家が代わりに取引を行うという点があります。
そしてもうひとつ、手数料にも大きな違いが見られるのでくらべてみましょう。
まず、以下は投資信託運用会社に支払う手数料です。
手数料 | 発生のタイミング | 価格 |
購入時手数料 | 投資信託の購入時 | 基準価格の0〜3%程度 |
信託報酬 | 投資信託の保有時(毎日) | 運用資産額の年率0.5〜2.0%程度 |
信託財産留保額 | 投資信託の解約時 | 基準価格の0〜0.5%程度 |
最近では、購入時手数料が無料のノーロードファンドも増えてきましたが、銘柄によってはこのように複数の手数料がかかることになります。
これにくらべると、ロボアドバイザーではすべて運用報酬の年率1.0%前後にまとめられた、とてもシンプルな料金システムとなっています。
また、銘柄によっては投資信託の信託報酬のほうが安くなるケースもありますが、すべての手数料を合わせると、結局ロボアドバイザーの水準を大きく超える年率1.5%前後のコストとなることがほとんどです。
さらに、投資信託では運用会社に直接支払う手数料以外にも、以下のようなコストが間接的に資産額から差し引かれています。
手数料 | 発生のタイミング | 支払先 |
監査報酬 | 投資信託の保有時 | 公認会計士または監査法人 |
売買委託手数料 | 株式などの売買時 | 証券会社 |
ロボアドバイザーでも、ETFを運用するための信託報酬が間接的コストとしてふくまれていますが、ランキングで紹介したようにWealthNaviなどではその数字もはっきりと公表しています。
このように、全体的なコストや分かりやすさ、透明性などを見ても、手数料に関してはロボアドバイザーのほうがよりユーザーには親切な設計となっています。
登録がまだお済みでない方は今のうちに登録しておきましょう。
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ロボアドバイザーの手数料まとめ
ここまで、ロボアドバイザーの手数料についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
ロボアドバイザーでは、どのサービスも「資産運用額に対して年率0.1%前後」という、ほほぼ同じ水準の運用手数料となっています。
しかし、割引サービスや会計の透明性などを考えると、そのなかでもはっきりとした違いもあります。
ここでは総合的に見て、人気No.1のサービスWealthNaviが、手数料の面でももっともおすすめのロボアドバイザーとなりました。
もちろん、コストが安いことに越したことはありませんが、それだけではなく、サービスの使いやすさや安定した利回りなどもふくめて、もっとも自分の取引スタイルに合ったロボアドバイザーを選んでみましょう!
私たちのおすすめはやはりWealthnaviです。
長期的な投資を前提としてシステムを展開しているので短期間での大儲けというのは、少ないですが、やはり、その安定性と、気軽に初め、続けることができるというところが大きな魅力です。
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